1人暮らしの防犯対策&グッズ ストーカー(いたずら電話)
ストーカーとは?
一般的に”悪質つきまとい事案”(防犯協会、警察での表現)と言って、被害者のさしたる原因がないにも関わらず、標的(ターゲット)にした女性に対して執ように繰り返されるつきまとい行為や無言電話をするといった特徴があります。ただし、実際には被害者が男性の場合や被害者に過失(個人的恨み等)がある場合も多いのが実状です。現在の所、”ストーキング”行為に対して犯罪行為として位置づけることは出来ませんが、エスカレートすると犯罪行為そのものに発展することから”準犯罪行為”と位置づける事が出来ます。尚、性犯罪者はストーカーには該当しません。
ストーカーの種類1(職業型)
職業的に目的があっての行為にあたり、芸能人の追っかけ、マスコミの取材、借金の取り立て等、被害者及び加害者、第三者すべてにその起因が明確に反映します。特に被害者本人がもっとも原因を理解していますので、対策としては択一的な選択となりリスク比重を優先しての対処しか有りません。
(精神医学的見解)
加害者(ストーカー)には行為そのものを自覚し、その正当性と相手に与えるであろう被害を十分にもしくは可能性を予期している為、確信犯的な心理状態に値し、神経症、精神病的要因はないとするのが妥当。
ストーカーの種類2(少数、希少的型)
ある一定のグループや団体のなかにおいて、ごく少数に属する人が標的(ターゲット)となり、加害者(ストーカー)自身も同じグループや団体に属しています。この場合、基本的に被害者(ターゲット)には過失が有りません。わかりやすい例としては、職場において女性社員が極端に少ないもしくは1人の場合や学校での男女比が著しく偏った場合の少数の者が標的(ターゲット)になります。この場合加害者(ストーカー)のほとんどがこそこそすることなく、単刀直入、明確につきまといターゲットへの干渉がメインになります。よくある例として”個人的恋愛観への干渉”、”服装やファッションなどの趣味の強要、干渉”、”休日や休憩時のプライベートな部分への干渉”等があり、被害者(ターゲット)にとっては甚だうっとうしく、時間と共に要求内容がエスカレートするため、最終的には恐怖感を抱く状態に達します。こういった場合、相手が会社の上司や学校の先輩だと早いうちに対処しなくてはいけません。初期の段階ではっきりと”干渉しないで下さい”と意思表示しましょう。不幸にも既に行動がエスカレートしてしまっている場合は、加害者(ストーカー)が信頼している人に相談し間に入ってもらって双方にアドバイスしてもらえるように頼みましょう。その方法が出来ないもしくは適任者がいない場合は加害者(ストーカー)に対して強制力がある人(会社の上司ならばさらに上の上司)に相談します。ただしこの場合は加害者(ストーカー)の”恨み”をかうことがあり、後に復讐タイプのストーカーになりえるリスクがありますので、あまりおすすめ出来ません。
(精神医学的見解)
加害者(ストーカー)には標的(ターゲット)への強い接近意欲があり、その目的達成の為の行動としての行為であるため、その正当性から相手に与えるであろう被害は考えになく、相手の反応が目的への希望に結びついている。その強い目的達成という完全欲は神経症(ノイローゼ)でいう強迫神経症や精神病的(精神病ではない)性格異常に該当する要因がある。よって、早い時期においての加害者(ストーカー)への嫌悪な意思表示がもっとも効果的で、後に悪影響がありません。 
 
ストーカーの種類3(復讐型)
恋愛関係のもつれ、学校や会社などでの嫌がらせ、いじめ、一方的理不尽な解雇などにより生じた”恨み”(精神的に問題があり被害妄想による逆恨みもある)、”妬み”を発端とし、その復讐として標的(ターゲット)への直接的、間接的な攻撃やいたずら電話を行います。加害者(ストーカー)の特徴は、ごく普通の人が多く、その行為には計画性があり秩序的であり、多少の手加減すらみられます。基本的にこのタイプのストーカーはその行為が”犯罪”(特に刑事事件)になることをひどく恐れ、その行為に及んだ理由を正当化する傾向にあります。一方、被害者(ターゲット)は原因が自分にあったとしても頑なに自分の責任を否定する傾向にあります。よって、加害者(ストーカー)と被害者(ターゲット)の直接的は接触による和解等は避けるべきです。両者とも感情論的主張が中心ですから、完全に中立的立場の人が間に入って和解交渉をするのがベストですが、万が一の身に危険を感じる場合や実際にケガを負う様なことがあれば警察等の公的権力へ相談しましょう。但しこの場合、被害者(ターゲット)自身の重過失が問題視される場合がありますので、慎重に行ってください。
(精神医学的見解)
神経症、精神病的な要因はほとんどありません。ごく普通の精神状態の人でもみられるストーカー行為であると言えますし、もっとも多いタイプのストーカーになります。また、自分がストーカーであることを自覚せずに行動している人が多いので、本人に自覚させることが予防となります。
ストーカーの種類4(病気・妄想型)
よくTVドラマなどで登場するもっとも有名なタイプであり、実際にはもっとも少ないタイプとなります。加害者(ストーカー)の特徴は、いわゆる”危ない感じの人”になりますが、捉え方には個人差がありますので、”危ない感じの人”すべてが該当する訳では有りません。さて、そのストーキング行為の特徴としては無秩序で、手加減がなく、ストーキングにムラがあり3日以上の休止期間が入ったりします。また、行為は2〜3ヶ月かけて徐々にエスカレートし、突然ストーキング行為そのものが消滅します。このタイプのストーカーは病気(狂人)ですから素人による問題解決は困難です。すぐに警察に届け出て、公的権力による法的措置をとってもらいましょう。その場合、証拠資料の存在がきわめて有効ですから、音声(留守電など)・物証を数多く集めるようにしましょう。尚、このタイプのストーカーは”病気”ですから、もし加害者を死傷させる行為があったとしても、心神喪失や心神耗弱のために刑事事件の犯罪として罪を追求できない場合がありますので、致命的な被害にならぬように早期に手を打つようにしましょう。
(精神医学的見解)
精神病的な要因があります、神経症は該当しません。一番多いのは、精神分裂病の妄想型(精神分裂病の約1割)で、発病が30歳前後にはじまりますが、それ以前にも特徴的なものがあります。発病前から考え方に柔軟性がなく、協調性に乏しい人が多いのですが、「自分は迫害されている」「電波で自分のからだをいたみつけられている」といった被害的な考えや、「自分は貴族の血をひいている」といった血統妄想をもったりします。奇妙な発明や芸術に熱中したり、超能力をもった大宗教家であると思いこんだりもします。そして、こういった妄想がある妄想を基礎として、つぎからつぎへと発展して、まるでお城のように一つの体系をつくったりもするのです。そのほか、幻聴をともなうこともあります。この病気は本人が「自分は病気ではない」と思っていることが多いので、家族など周りの人が早期に気がついて、おかしいと思ったらすぐに病院につれていくことが大切です。尚、精神分裂病は人口の0.7〜0.8%くらいで、さらにその1割が妄想型になりますので、約1500人に1人くらいの割合になります。

*「ストーカー(いたずら電話)」本文において、『山崎はるか・ストーカー概論』より一部引用及び参考に致しました。

トップページへ   お問い合わせ   2010 keiandk.co.jp